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【小説】氷人狼娘物語 第1章『出会い』

  • 執筆者の写真: 高寺昂輝。/TAKATERAKOUKI.
    高寺昂輝。/TAKATERAKOUKI.
  • 2024年8月19日
  • 読了時間: 30分

原作・著者:高寺昂輝。/TAKATERAKOUKI.


氷人狼__。

氷の力を使うことができる人狼。

その力は故郷のために使わなければならない。

故郷に反抗するために使った場合は…


第1章『出会い』

1部

ある日、村の敷地にある人間の女が迷い込んできたのを一人の氷人狼が見つけた。

その女は厚着をしておらず、まるで誰かに追いかけられているようにも見えた。

その氷人狼は村に戻り、村のものと相談した。

「おい!なんか、人間が迷い込んできたぞ!」

「なんだ!」

「どうした!?」

数人の氷人狼が集まってきた。

「人間って大丈夫か?」

一人の氷人狼が言った。

その氷人狼はその女を怪しがり、「どこかへ捨てていこう」と提案した。

「別にいいんじゃないか?人間は特に何もしてこないだろう」

もう一人の氷人狼が言った。

その氷人狼は「それをするのはあんまりにも可哀そうでたまらない」といった。

「しょうがない、それじゃあ会議を開こう」

氷人狼たちは一部の偉い氷人狼たちと会議を始めた。

そのころ、人間の女はぶるぶると震えて、今にも凍死寸前にまで陥っていた。

そこにある少女が近づいてきた。

「大丈夫?」

氷人狼の少女だった。

人間の女はただただ怯え、うずくまっていた。

「安心して!何もしないから!」

氷人狼の少女は優しく語り掛け、人間の女を抱えて村へ走る。

村では大議事堂にたくさんの氷人狼たちが集まっていた。

少女はあれが何なのかわからなかったが自分の家に人間の女を連れて行った。

少女は家につき、人間の女を布団に寝かせた。

「どうしよう…こういうときって、冷やせばいいのかなぁ?」

少女は人間のことを知らない。

この凍死寸前の状態の人間に何をすればいいのかがわからなかった。

「おーい!」

外から声がした。

見てみると少女の友達がいた。

「あそぼーよ!」

「今そんな場合じゃないの!」

「どういうことー!?」

少女は友達を家の中に入れ、ベットにいる人間の女を見せた。

「ちょっと!これ人間じゃない!」

「にんげん?」

「知らないの?人間っていうのは私たちの進化前の姿に非常に似ているといわれてる生き物なの」

友達は人間について説明した。

「じゃあ人間っていうのは危険な側面を持っているってこと?」

「そういう人間もいれば、安全な人間もいるってことよ」

「へぇ」

「とりあえず、まずはこの人を暖めないとね」

友達は言った。

それを聞くと少女は驚いた。

「え!?温めるの!?溶けたりしないの?」

「人間は私たちと違って、そう簡単には溶けないわよ」

そういうと友達は自動手持ちカイロをもってきて人間の女の懐に入れる。

自動手持ちカイロのスイッチを入れて人間の女を暖める。

しばらくすると、人間の女の顔色はかなり良くなっていった。

人間の女は体を起こし二人にお礼を言った。

「あなたたちね、助けてくれてありがとう。」

少女は友達に耳打ちをした。

「人間ってしゃべれるのね。」

友達は小声で言う。

「これは新発見ね。人間は言葉をしゃべれるのね。」

人間の女は布団から出ていこうとしたが、思うように立てなかった。

「無理しないで!」

「あんたは今弱ってる状態だから、安静にしてなさい」

二人は人間の女を布団に戻した。

「でも、迷惑じゃない?私がいたら?」

人間の女は申し訳なさそうに言った。

「大丈夫だよ!弱ってる生き物を見ると私、見てない振りなんてできないの!」

少女は人間の女に言った。

「そうなの?あなたは聖人ね」

人間の女は感謝をした。

少女は「そういえば!」と自己紹介していないことを思い出した。

それを言うと、「人間に自己紹介する必要あるの?」と友達に返された。

人間の女は「私は保奈美と申します。」

と、自分の名前を言った。

「ほら!人間も自分の名前を言ってるんだし、こっちも自己紹介しなきゃ!」

少女は友達に言った。

「しょうがないわね、分かったわよ!」

友達はしょうがないという感じで答えた。

「初めまして!私はプラチェス!」

「私は友達のウルフェです」

二人の氷人狼は自己紹介をした。

「プラチェスとウルフェね、助けてくれてありがとう!」

保奈美は改めて二人にお礼を言った。

その時、「ただいまー!」

プラチェスの両親が帰ってきた。

「あ、パパとママだ!」

「プラチェスー!帰ってるのー?」

プラチェスのお母さんは階段を上り、プラチェスの部屋のドアを開ける。

プラチェスのお母さんは驚き、腰を抜かした。

そこにいないはずの人間がいたからである。

「ち、ちょっと!?人間!?」

「そう!死にそうだから助けたの!」

プラチェスのお母さんはプラチェスとウルフェを抱きかかえ保奈美から離れた。

「この子たちに指一本近づかないで!」

プラチェスのお母さんは保奈美に大声で言い放ち、威嚇した。

その声に驚き、プラチェスのお父さんが何事だと言わんばかりの顔でやってきた。

プラチェスのお父さんも保奈美を見た途端慌てだした。

だが、すぐに戦闘態勢に入り、威嚇をする。

「パパ!ママ!どうしたの?」

プラチェスはわけがわからなかった。

「あなた知らないの?大議事堂でさっき人間はある程度の処刑をして捨てようって決まったのよ」

プラチェスのお母さんが言った。

「そんな…保奈美は悪い奴じゃないんだよ!」

プラチェスは両親に言い放った。

「おい、人間に名前つけたのか!?」

プラチェスのお父さんは更に驚いた。

「違うもん!保奈美自身がそう言ったもん!」

「プラチェス!それ以上何も言わない方がいいと思う」

ウルフェはプラチェスの口を押えた。

「何で?」

プラチェスは訳が分からなかった。

ただ、保奈美は何も悪くないということを伝えたかっただけなのに、何故それを止めるのか。

「人間がしゃべれるって知られたら、処刑じゃなくて実験体にされちゃうじゃない!」

ウルフェはプラチェスの耳にそう語り掛けた。

「プラチェス、この人間言葉をしゃべれるの?」

プラチェスのお母さんはプラチェスに問いかけた。

プラチェスは「喋れる!」と言おうとしたがウルフェはそれを抑える。

「どうやら、喋ったようだな」

「そうね、行きましょう、あなた」

「あぁ」

二人は落ち着いた感じでプラチェスの部屋から出ていった。

プラチェスは保奈美の近づき、安否を確認した。

「大丈夫!?」

「私は大丈夫、気にしないで…」

保奈美は申し訳なさそうに言った。

「ごめんね、やっぱり迷惑かけちゃったね…」

「そんなことないよ!」

プラチェスは保奈美を慰める。

しかしウルフェは心配そうにしている。

「これ、何か起こりそうな気がするんだけど…」

「どうして?」

プラチェスはウルフェに聞く。

「さっき、プラチェスのお父さんとお母さんは保奈美がしゃべれると知ってでていったでしょ?」

「きっとわかってくれたんだよ」

「いえ、これはきっと仲間を集めに行ったのよ」

「え?」

プラチェスは訳が分からなかった。

「それって、どういうこと?」

「保奈美を捕まえるための捕獲隊を連れてくるかもしれないってこと」

「え…」

その時、外から大勢の声が聞こえた。

「ここか!人間がいるという場所は!」

「来たわね」

「そんな…」

プラチェスはショックだった。

保奈美は何も悪いことをしていないのに、何故そんなにひどいことをしようとするのか。

「私、行くよ」

保奈美は立ち会がり、外に行こうとする。

「待って!何されるかわからないんだよ!」

「でも、私がここにいることで迷惑が掛かることは事実でしょ?なら、ここでつかまった方がいいから」

「そんな…」

プラチェスは悲しみ、崩れ落ちる。

「行かせてあげようよ」

ウルフェはプラチェスの方に手を置き、促した。

「嫌だ!保奈美は絶対に私が守る!」

プラチェスはそう言いだし、部屋を飛び出した。

「ちょっとプラチェス!待って!」

ウルフェと保奈美はプラチェスを追いかけた。

追いかけた先は外、プラチェスは大人たちに何とか説得を試みていた。

「皆!保奈美は悪い奴じゃないんだよ!私たちに害を与えることはないんだよ!」

「お前!何を言ってるんだ!」

大人たちからの罵倒がプラチェスに猛攻撃してくる。

「人間に何を吹き込まれたんだ!」

「あいつはおかしくなったんだ!」

「あいつは氷人狼じゃねぇ!売女だ!」

「あいつも殺せ!」

大人たちはプラチェスにも殺意を向け始めた。

だが、

「おい!皆落ち着け!たかが子供のいうことじゃないか!それを信じてどうする!」

一人の氷人狼が言った。

その人狼は凛々しい好青年だった。

「子供は純粋だ。あの人間に何か吹き込まれたんだろう。」

好青年は説得した。

「お前が言うなら……その通りだな!」

「そうだな」

大人たちは青年のいうことを信じた。

「さて、あの人間の罪は深刻で重いものだ!早く処刑しなければならない!」

「おー!」

大人たちは保奈美に向かって一斉に攻めていった。

「やめて!」

プラチェスは大人たちを止めようとするが、

「そこをどけ!」

青年はプラチェスを押しどけた。

「痛ぁ!」

「プラチェス!大丈夫?」

「いてて……あ!保奈美!」

その時には大人たちは保奈美を確保していた。

「さぁ、その人間を連れていけ!」

「やめて!」

「プラチェス!もう駄目よ!」

保奈美を助けようとするプラチェスをウルフェは止めた。

「そうよ、プラチェス。人間は信用しない方がいいのよ」

「人間は同族同士で殺し合うという狂っている生き物だからな。俺たちに何をしでかすかわからないからな」

プラチェスのお母さんとお父さんはプラチェスに言った。

「そんな、だけど保奈美はそんな奴じゃない!絶対に違う!」

「プラチェス、人間はああやって表面は良いんだ。表面をよくして裏では何か腹黒いことを考えているもんなんだよ!」

お父さんはプラチェスに熱く話した。

「そんなこと……」

「プラチェス、諦めようよ。私たち子供は、大人に逆らえないから。」

ウルフェはプラチェスの耳にそうささやいた。

プラチェスは声を殺し、滝の涙を大量に流した。

ウルフェとお母さんははプラチェスを慰め、お父さんは少し同情したような顔をしながら大議事堂に行った。

そして、しばらくしてウルフェは家へ帰った。

もう、日も暮れる時間になっていた。

そのくらい長い間泣いていたのだ。

「ごめん……保奈美……」

「ほら、人間のことは忘れて、早くお家に入りましょ?」

お母さんはプラチェスを家の中に入れた。

ご飯の準備をして、プラチェスと食べようとしたが、

「いらない。食欲がない。」

プラチェスは泣きながら部屋へと籠ってしまった。

その夜、プラチェスはずっと泣いていた。

「保奈美……保奈美……ごめん……」

そうしてずっと泣いていた。


2部

お父さんが帰ってきた。

「あなた、お帰り」

「ただいま……」

お父さんは少し、気分が良くない感じだった。

「どうしたの?」

「あぁ…ちょっと気分がすぐれなくてね、すまないが食欲がない……」

「そうなの……ねぇ、何があったの?」

お母さんは聞いた。

お父さんの様子があまりにも普通ではないからだ。

「これは話さない方がいい、今日はもう寝るよ」

「……わかったわ…」

お父さんは布団を敷いて、眠りについた。

____大議事堂にて

「さて、この人間をどうやって処刑しようか」

「人間だぞ、より残酷なやり方で処刑しよう」

一人の氷人狼が言った。

「いや、それ相応の処刑をした方がいい」

また、一人の氷人狼が言った。

度重なる議論の末、残酷な処刑を行うことにした。

そうして、氷人狼たちは総出で保奈美の処刑を見物していた。

場所はスタジアムのような場所でまるで見世物のようになっていた。

「今から、殺すのか…」

「人間とはいえ、生き物を殺すところってのはあんまいいもんじゃないなぁ」

プラチェスのお父さんとその同僚が話していた。

スポットライトが付きスタジアムのど真ん中に保奈美が首輪をつけて縛られていた。

「家の娘はあいつに保奈美という名前を付けていた。というか、あの人間の名前だったのだろう」

「人間に名前か、まぁ、それなりに知恵もある生き物らしいからな。まぁでも、君の娘さんも可哀そうだと思うけどなぁ」

「何故だ?」

「名前で呼ぶってことは、それくらい仲はよかったんだろうよ。仲いい奴と離れて、しかも殺されるってわかってたら、あんな感じにはならないだろうな」

「…それも…そうだな…」

お父さんは少し情けないと思う顔をした。

「お待たせいたしました!今からこの人間の処刑ショーを始めます!」

スタジアム上に拍手が響く。

「処刑するのに拍手はないだろ…」

お父さんはかなりドン引きしている様子だった。

「しょうがない、ここに集まってる多数は人間嫌いの氷人狼と生き物が痛めつけられるところで興奮する氷人狼だからな。お前とかみたいなやつが少数だ」

「俺みたいなのが少数…か…」

お父さんはうつむいた。

「さぁ、やってきました!最初は処刑の定番!皮膚剥ぎです!」

「皮膚剥ぎ!?」

保奈美の目の前に3人の氷人狼がやってきた。

「え!?…何!?」

「いい肌してんなぁ」

「ちょっと!何するの!?」

保奈美は叫んだ。

「何って、こうするんだよ」

そういうと、爪で右肩の皮膚を抓った。

「痛!ちょっと!やめて!」

「いい悲鳴だなぁ」

そうして、肩から下の方へ皮膚を剥がしていく。

ゆっくりと、ゆっくりと剥がしていく。

保奈美はその激痛に耐えられず悲鳴を上げた。

皮膚は手の甲まで剥がれ、爪も丸ごと剥がれた。

「い、痛い…痛い…助けて…」

右腕の肩側は肩から指先にかけて筋肉が露出している。

「なんと耐えてます!これはもう片腕の方、行っても問題なさそうです!」

「え?…」

そのアナウンスがされると、左肩の皮膚を抓り、剥がし始めた。

保奈美は悲痛な悲鳴を上げる。

左もまた、ゆっくりと、ゆっくりと皮膚を剥がしていく。

爪のところまで剥がし切った。

「あ…あ……あぁ…皮……がぁ……」

「これは…まだいけますねぇ!」

「え…嘘、まだ続くの……」

保奈美は絶望した。

「まだ、少ししかたっておりません、処刑の時間はまだまだ続きますよ!ということで、続いてはサンドバックです!」

「サンドバック……?私を……?」

「あなたにはここにいる皆さんのサンドバックになってもらいます」

「ここにいる…って!?」

「はい、御覧の方もご参加いただけます!」

スタジアム内はかなりの歓声が上がった。

「見てる奴にも処刑させる気か!」

「全く…愚かになったものだな、氷人狼という種族も」

お父さんは本当に情けないと思った。氷人狼という種族に。

「参加自由のコーナーです。このサンドバックに何をしてもかまいません。自分の欲望をこのサンドバックで発散してください。それではどうぞ!」

アナウンスされると、大半の観客は勢いよく保奈美の方に向かっていった。

「マジか…」

「これは…さすがの俺でも引くな…」

お父さんと同僚はドン引きしていた。

保奈美にたくさんの氷人狼が群がっている。

「おらぁ!」

あるメスの氷人狼は保奈美の腹を踏んだ。

「これで何しても良いのよね?」

そう尋ねるメスの氷人狼、

「はい、構いません。」

と、その問いに答える司会の氷人狼。

「ふふふ、なら…」

メスの氷人狼は保奈美の頭をつかんだ。

「な…なにす…るの…?」

保奈美は意識がもうろうとする中、痛みに耐えている。

「こうするのよ!」

メスの氷人狼は保奈美を頭から勢いよく地面に叩きつけた。

「アハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

メスの氷人狼は笑いながら保奈美の頭を叩き続けた。

回数を増すごとに叩きつける強さ、速さが増していった。

そこにもう一人のメスの氷人狼がやってきた。

「ねぇ!一人だけで楽しまないでよ!」

そのメスの氷人狼は保奈美を奪い取った。

「そんなことしたらすぐ死んでしまうわ!処刑はこうやるのよ。」

そういうと、保奈美のシャツから腹を出した。

保奈美の腹は少し痛々しい足の踏まれた跡がついていた。

「見てなさい!」

メスの氷人狼は爪を立てた。

その爪を彫刻刀のようにして保奈美の腹を削っていった。

保奈美はまたも悲鳴を上げた。

「さぁ!もっといたぶりなさい!」

メスの氷人狼は腹を削って文字を作った。

そこにあったのは氷人狼の文字で『人形』というものだった。

「我ながら大傑作だと思うわ!」

メスの氷人狼はそう豪語した。

「もう我慢できねぇ!」

オスの氷人狼たちがこぞってやってきた。

「普段からストレスたまってんだ!こいつで発散してもいいよな!」

「あぁ!こいつで発散しちまえ!」

「ハァ!ハァ!ハァ!コイツで…発散…!!!」

オスたちは身に着けている衣服を脱ぎ始める。

メスの氷人狼たちは悲鳴を上げ、目を隠すものや堂々とオスたちの裸を見ているものがいた。

「え…?な、何するの…?」

保奈美はたくさんの男性器を前に動揺した。

「お前は人形だぁ。俺たちの姓処理道具になってもらうぞ。」

「お前はオナホだ!」

「オナホ。オナホ。オナホ。……オナホオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

一人のオスの氷人狼が保奈美に襲いかかる。

そして、自分の男性器を保奈美の口に強引に入れ、フェラチオを始めた。

「おい!ズルいぞ!」

もう一人のオスの氷人狼は保奈美の右手をつかみ、自分の男性器に握らせた。

「あぁ!女の手って違うなぁ ……!握らせただけで感じる!」

このオスの氷人狼は保奈美の右手で自分の男性器を擦り始める。

「あぁ!自分の手とは違う!んん!さい……こうに……きも……あぁん!ちぃ…」

「マジか!じゃあ俺もやろう。」

もう一人のオスの氷人狼も保奈美の左手を自分の男性器に握らせた。

そして、その左手で男性器を擦り始める。

「あぁ!んん!確かに…ちが…ううううう!!!!この手の柔らかさがあぁ!たまらん!!!!」

保奈美は気持ち悪さで壊れかけていた。

「体も見せてもらいましょうか!」

オスの氷人狼により、服を下着事破られた。

「おい、人間にも穴があるぞ。」

二人のオスの氷人狼が保奈美の下半身を見つめる。

「挿れてみるか?」

「そうだね。」

二人の氷人狼はそれぞれ、女性器と肛門に男性器を挿入した。

「いだああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

保奈美は激痛で口から男性器を吐き出してしまった。

「オイ!オレノチンコモットナメロヨ!コノオナホガ!」

そういったオスの氷人狼は保奈美の頭を抑え込み、フェラチオを再開させた。

フェラチオをしているオスの氷人狼は快楽に毒され、おかしくなった様だった。

「初めてだけど、マンコってこんな締め付け良いんだな…」

「アナルセックスってこんなに気持ちいんだな!」

二人のオスの氷人狼は初めての体験をかなり楽しんでいる様子だった。

状況はオスの氷人狼たちの男性器を口にくわえ、両手で握られ、女性器と肛門に挿入され、痛さに発狂している保奈美という地獄絵図だった。

「雄どもだけに満足させないわ!」

メスの氷人狼はそれぞれの皮膚を抓り、剥がしていった。

「おいおい…マジかよ…」

「これが、生き物のやることか…」

お父さんと同僚は血の気が引いていた。

氷人狼は本気になればここまでの化け物になるのかと感じ取った。

「おぇ!」

嘔吐する氷人狼が出てきた。

「さすがにやりすぎじゃないか!」

「さすがに倫理観どうなってるんだよ!」

お父さんと同僚は叫んだが、その声は届いていないようだった。

「ん?」

お父さんは視界がだんだんとぼやけていった。

「どうしたんだよ?」

「いや、なんだかめまいが…」

お父さんは倒れ目の前が暗くなった。

「ッは!」

目が覚めるとそこは部屋だった。

「夢か…」

お父さんは処刑の様子がトラウマになっていた。

「あの後は、生かしたまま終わったんだったな…はぁ、眠気もなくなってしまったな…」

「あなた?」

「はぁ、はぁ、はぁ……」

お父さんは激しい呼吸をしていた。

「汗、凄いわよ?」

「悪い夢を見た、心配するな」

お母さんは安心できなかった。

日が昇り、朝が来た。

お父さんは眠ることはなく朝を迎えた。

「……」

プラチェスが起きてきた。

不機嫌な様子は変わっていなかった。

「おはよう」

プラチェスに挨拶をするお父さん。

「ふん…」

その挨拶を無視するプラチェス。

保奈美を連れ去ったことに怒っていた。

「…」

無視されたことに少し悲しみを覚えつつ、お父さんは仕事に行く準備をした。

「なぁ、母さん」

「何?あなた」

お父さんは少し間をおいて、お母さんに悩みを打ち明けた。

「これから、娘とどう向き合えばいいだろうか?」

ちょっとの間で考えるお母さん。

そして、堂々としてお父さんの悩みに返した。

「人間とちょっと親睦を深めてたみたいだからね。だけど、死んだわけじゃないんでしょ?その人間が生きてる限りは、今よりも悪くはならないでしょ!」

その返しを受けたお父さんは、

「あ、あぁ…そうだな…」

少し自信がない感じで答えた。

「行ってくるよ」

「行ってらっしゃい!」

お父さんはいつもよりも気分があまり良くなかった。

それがこのやり取りで、お母さんにも伝わった。


3部

プラチェスは流れてきそうな涙をこらえながら学び舎の準備をしていた。

「ぐす…保奈美ぃ…」

保奈美のことが忘れられない様子だった。

そして荷物を持ち、出発する準備をした。

「プラチェス、ご飯は?」

お母さんが聞いてきた。

「ふん」

プラチェスはお母さんの言葉を無視して、学び舎へ行ってしまった。

「ちょっと!プラチェス!行ってきますぐらいは言いなさい!」

お母さんはプラチェスに叫んだ。

プラチェスは下を向きながら歩いている。

周りには、無邪気に話しながら歩く同学年のオスの氷人狼や噂話をしている大人の氷人狼の声が聞こえてきた。

だが、声だけである。

その話している内容は、全く耳に入ってこなかった。

「プラチェス!」

プラチェスは肩をトントンと叩かれて、後ろを振り向いた。

「元気?」

ウルフェだった。

「うん…」

プラチェスはか細い声で返した。

「元気じゃないじゃない!」

そう言いながら、プラチェスを追いかけるウルフェ。

「大丈夫だから!」

プラチェスは、ウルフェに強く言った。

「ご、ごめんなさい…」

ウルフェは、プラチェスの勢いに少し畏縮した。

そして、学校へそれぞれ向かった。

___どこかの地下にある牢獄

保奈美は手首、足首におもりがついている枷を付けられていた。

そこに一匹のオスの氷人狼が牢屋に入ってきた。

「や…やめて…くだ…さい……」

保奈美は怖がっていた。

昨日の出来事でしゃべることもやっとになっていた。

「安心してください。人間さん。」

オスの氷人狼は紳士的な態度で保奈美に接した。

「これ、食事です。」

オスの氷人狼は懐からパンと飲み物を出した。

「その状態じゃ、自分で食事は無理だと思いますので、僕が食べさせてあげますよ!」

「あ、ありが…と…う…」

保奈美は内心驚いていた。

氷人狼にもこんな紳士的な者もいるのかと知ったからである。

「驚くのも無理はないでしょう。昨日、あんなことがあったんですから、怖がるのも当たり前です。」

オスの氷人狼は優しく語り掛ける。

「僕の名前はコウタロウと申します。」

「こう…た…ろう…?」

保奈美はか細く答える。

「はい、僕はコウタロウです。よろしくお願いします。」

「よ、よろ…し……く…」

「ところで人間さん、あなたはここにいない方がいい。ここに居続けても、ここの氷人狼たちのストレス発散のための道具として扱われるだけだ。」

コウタロウは優しく、真剣に説明した。

「あなたを故郷に返したい。」

「あ…りが…と…う…」

保奈美はコウタロウに感謝した。

「今日はここまでにしときましょう。また、明日、会いましょう。」

そう言い残し、コウタロウは牢屋から去っていった。

「コウ…タ……ロウ…さん……」

少しときめいた感じでコウタロウの名前をつぶやく保奈美。

____学び舎

授業中の教室で、先生の声が響いている。

プラチェスは保奈美のことで頭がいっぱいで授業の内容が入ってこなかった。

(保奈美…大丈夫かな……?)

プラチェスはそう思いながら、ボーっとしていた。

「プラチェス!」と呼ぶ先生の声。

「は、はい!」

その声に反応するプラチェス。

「ここの問題わかるか?」

「あ…えっと……どの問題ですか?」

「187ページの問2だ。ちゃんと聞いとけよ。」

「す、すみません…」

そう言い、プラチェスは問題を解き始める。

(プラチェス…)

そう思いながらウルフェは心配していた。

休み時間になり、昼食の時間になった。

「プラチェス!」

ウルフェはプラチェスのもとにやってきた。

「一緒にご飯食べよ?」

プラチェスをご飯に誘うウルフェ。

「ごめん、ウルフェ…ちょっと、食欲無くて…」

「大丈夫?体調悪くなっちゃった?」

心配するウルフェ。

「そんなことないよ!体調はいいから!心配しなくてもいいからね。」

「そ、そう…」

「それじゃ、またあとで」

そう言い残し、プラチェスは教室から出ていった。

噴水がある学び舎内の広場のベンチにプラチェスは座った。

「保奈美…」

プラチェスは保奈美の名を呟き、涙を流した。

「プラチェス、大丈夫?」

「…!!!」

プラチェスは顔を上げた。

「何か、嫌なことでもあった?」

そこにいたのはプラチェスの学び舎の先輩である、ヒョウガである。

「先輩…」

「俺で良ければ話聞くけど…」

そう言うとヒョウガはプラチェスの横に座る。

「せんぱああああああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

そう叫びながらプラチェスはヒョウガに泣きついた。

「おぉ!?どうしたんだ?」

泣き続けるプラチェス。

「ゆっくりでいいから、まずは気持ちを落ち着かせようか!」

ヒョウガは、プラチェスの気持ちを落ち着かせた。

「ハァ、ハァ、ハァ…」

ゆっくりと深呼吸をするプラチェス。

「落ち着いたか?」

優しく語り掛けるヒョウガ。

「プラチェス!」

と言いながら走ってくるウルフェ。

「先輩!」

「大丈夫だよ、ウルフェ。今、落ち着いたから。」

「そうですか」

安心して、プラチェスの横に座るウルフェ。

「どうしたんだ?プラチェス。何かあったのか?」

ヒョウガはプラチェスに優しく尋ねる。

「じ、実は…」

プラチェスは保奈美のことをすべて話した。

「保奈美は別に悪いことはしてない…なのに、何でみんな保奈美を怪しがるの?」

プラチェスは泣きながら言った。

「みんな、人間が怖いんだよ。未知の者はなにするかわからないからね。子供が危険じゃないことを言っても、所詮は子供の言うことだって無視されるもんさ。」

ヒョウガはそう語ったが、続いて

「だが、危険じゃないことをみんなの目に直接見せることができれば、その保奈美っていう人間を解放してくれるかもしれない。」

と、言った。

「…」

小さい声で何かをつぶやくプラチェス。

「どうしたの?」

心配するウルフェ。

「それなら…保奈美を助けれる…」

プラチェスはつぶやいた。

「プラチェス、まさか、ホントにやろうとしてるの?」

ヒョウガはプラチェスに聞いた。

「うん、やるよ、私」

プラチェスは、自信をもって言った。

「無理だ、保奈美っていう人間は今捕まってるんだろ?実行するのも難しい…」

「でも、やってみないと!」

プラチェスは言った。

「そうね、やりましょう!」

プラチェスに賛同するウルフェ。

「ウルフェ…」

「私も協力するわ!プラチェス!」

「ウルフェ!」

そう言葉を交わし、両手で握手する。

「やると言っても、今、保奈美がどうなってるか、分からないよ?」

ヒョウガが言うと、

「お前たち、何の話をしているんだ?」

そこに先生が話しかけてきた。

「あぁ、いやぁ…昨日捕まった人間ってどうなったのかなって!」

ヒョウガは誤魔化した。

「あぁ!あの人間か!確か、処刑を行ったが、そのまま生かしておいたんだよ。」

「生かした?」とヒョウガ。

「どういうことですか!?」

とプラチェスは慌てて聞いた。

「それはわからない、けど、あの人間はまだ生きてるよ」

プラチェスはその返答を聞いて、顔には出さず内心で喜んでいた。

「その人間は今、どこにいるんですか?」

ウルフェは聞いた。

「大議事堂の地下牢に捕まっているんだ。」

「そうですか、ありがとうございます!」

ウルフェはプラチェスとヒョウガを連れて行った。

「なんだ?」と先生。

ラウンジにウルフェはプラチェスとヒョウガを連れてきた。

「どうしたんだ、ウルフェ!」

「何でここに?」

プラチェスとヒョウガは聞いた。

「大議事堂は私のお兄ちゃんが務めてる場所なの!」

「そうだったの!?」

驚くプラチェス。

「だから、お兄ちゃんに届け物っていうていで行けば入れるから、その荷物として…」

とウルフェが言うと、ヒョウガが続いて

「俺たちが忍び込めばいいってことか!」

「そうです!」

「それでいけるの?」

プラチェスは聞いた。

「えぇ!いけるわ!今日、お兄ちゃんに話てみるわね!」

「頼んだよ!ウルフェ!」

「よし!ウルフェのお兄さんに話がついたら計画実行だ!」

とヒョウガが言うと

「おー!」とプラチェスとウルフェが言った。


4部

____ウルフェの家

「ただいまー」と声が聞こえてきた。

「あ、帰ってきた!」

ウルフェはお兄ちゃんのところに向かった。

「お帰り!コウタロウお兄ちゃん!」

「おぉ!愛しのウルフェちゃん!ただいま!」

と言うとコウタロウはウルフェを抱きしめた。

「ウルフェちゃんは可愛いなぁ!」

「ちょっと!苦しいよー!コウタロウお兄ちゃん!」

「あぁ!ごめん!」

コウタロウはウルフェを離した。

「ところで、コウタロウお兄ちゃん。聞いてほしいことがあるんだけど…」

「なんだ!お兄ちゃんに話してみろ!」

コウタロウはソファーに座った。

「コウタロウお兄ちゃん、人間が捕まったって知ってるでしょ?」

「あぁ、俺はその人間を見張る役割に抜擢されてさ、結構可哀そうなことになってたから今日、パンとかこっそり分けてきたよー」

コウタロウは軽く話した。

「え!?見張りしてるの!?」

驚いて聞くウルフェ。

「うん、そうだよ?」

「なら、話は早いわ!実は…」

ウルフェは、学び舎で話し合った計画を話した。

「…」

黙り込むコウタロウ。

「コウタロウお兄ちゃん?」

「ウルフェちゃん、申し訳ないけど、来ない方がいい。」

優しく言うコウタロウ。

「何で?」

「君たちが見るにはあまりにも刺激が強すぎる。」

「でも、今保奈美は苦しんでるんでしょ?」

ウルフェは問い詰める。

「だけど、その保奈美さんって人間は今…」

「いいよ、コウタロウお兄ちゃんがダメって言っても行くから!」

ウルフェは部屋に走り戻った。

「ちょっと!ウルフェちゃん!」

_____学び舎

学び舎の休み時間、ラウンジでプラチェス、ウルフェ、ヒョウガが集まっていた。

「刺激が強いって理由でお兄ちゃんはダメだって…」

ウルフェは申し訳なさそうに言った。

「そんなの納得できないよ!」

とプラチェスは言った。

「刺激が強いだと?そんなの覚悟の上だっつーの!」

とヒョウガは言った。

「こうなったら、意地でも行くしかないかなーって思ってるんだけど…」

ウルフェは自信なさそうな感じで言った。

「ウルフェ、あなたがそんな大胆なこと言うとは思わなかった!」

プラチェスはウルフェに言った。

「あぁ、今までのウルフェならそんなこと絶対言わないな…」

ヒョウガは感心した様子で言った。

「プラチェス、先輩…いいんですか?」

とウルフェは聞いた。

「いいよ!ダメでももともと行こうとしたし」

「俺も、プラチェスは意地でも行くだろうから、行こうとしていたところだよ」

プラチェスとヒョウガは堂々と言った。

「二人とも…」

「保奈美を助けるため、一緒にがんばろ?ウルフェ!」

プラチェスはウルフェに言った。

「うん!頑張ろう!プラチェス!」

プラチェスとウルフェは固く握手をした。

「よし!じゃあ計画実行は明日の休みの日でいいな!」

ヒョウガは計画実行日を提案した。

「はい!」

と返事をするプラチェスとウルフェ。

「じゃあ、絶対に保奈美を助けるぞ!」

「おー!」

三人は一致団結した。

翌日、学び舎は休日であった。

集合場所にウルフェとヒョウガがプラチェスを待っていた。

「お待たせー!」

そう言いながらプラチェスは急いで走ってやってきた。

「よし!集まったな!ウルフェ、あれは持ってきたか?」

「はい!しっかり持ってきましたよ!」

ウルフェは大きめのアタッシュケースを出した。

「これなら、氷人狼二人も余裕で入りますよ」

「よし、入るぞ、プラチェス!」

「はい!先輩!」

プラチェスとヒョウガの二人はアタッシュケースを開けて、横になる。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ!」

「さぁ!閉めてくれ」

「わかりました」

ウルフェはアタッシュケースを閉めた。

「よし、行くわよー!」

ウルフェはアタッシュケースを引っ張った。

氷人狼二人が入ったアタッシュケースはさすがに重かったが、頑張れば引っ張っていけた。

しばらくすると、大議事堂が見えてきた。

「あ、見えましたよー!」

ウルフェはアタッシュケースに囁く。

「よーし!」

「行くぞー!」

ウルフェはアタッシュケースを引っ張り、大議事堂へ向かった。

大議事堂の目の前まで来ると、見張りの氷人狼のおじさんがいた。

ウルフェはそのまま、大議事堂の前までアタッシュケースを引っ張った。

「こんにちわー!」

ウルフェは見張りの氷人狼のおじさんに挨拶した。

「おぉ!ウルフェちゃん!元気か?」

「はい!」

「そうか!また、コウタロウへのお届け物かい?」

「そうなんですよー」

「ハハハ!コウタロウも幸せもんだな!そんじゃ!通っていいぞ!」

「ありがとうございます!」

ウルフェはアタッシュケースを引っ張って中に入っていった。

中に入るとそこは広いロビーであった。

「受付に行かないとね」

ウルフェは受付のところに行き、侵入許可をもらって、コウタロウのいる場所へと向かった。

地下の牢屋では、保奈美は重りのついた枷を手首、足首に付けられていた。

「失礼しまーす。人間さん。」

「コウ…タ…ロウ…さん…」

コウタロウは牢屋に入り、保奈美の元に向かった。

「人間さん、気分はどう?」

コウタロウは優しく聞いた。

「気…分……いい…」

保奈美はしゃべれない状態で頑張ってしゃべった。

「そうですか、それはよかったです。」

コウタロウがそう言うと、

「おーい!コウタロウ!」

コウタロウを呼ぶ声が聞こえてきた。

「すみません!呼ばれちゃったので、ちょっと行ってきますね」

「はい…」

コウタロウは牢屋を出て行った。

牢屋がある廊下を歩いていると、

「おぉ!コウタロウ!お前の妹が来てるぞ」

「なんですって!?」

コウタロウは驚いた。

この間話したことに違いないと思った。

「コウタロウお兄ちゃん!」

「あ、あぁ!ウルフェちゃん!なんだ、その荷物?」

「これはなんでもないの!」

コウタロウは怪しんだ。

「ちょっと、見せてもらってもいいかな?」

「いいよ!」

ウルフェはアタッシュケースを開ける。

明けたと同時に、プラチェスとヒョウガが飛び出してきた。

「うわ!?何だ!?」

「き、君たちは!?」とコウタロウが言うと、

「ふっ!」

ウルフェがコウタロウに突進した。

「ウルフェちゃん!何するんだ!」

ウルフェはコウタロウを抑え込んだ。

コウタロウはそれに抵抗するが、振り払うことができなかった。

「プラチェス!行って!」

ウルフェは抑え込みながら言った。

「うん!」

プラチェスは保奈美のいる牢屋へと向かった。

「こら!待ちなさい!」

コウタロウを呼んだ氷人狼がプラチェスを追いかけようとしたが、

「させるか!」

ヒョウガが抑え込んだ。

「ウルフェちゃん!やめなさい!」

コウタロウはウルフェを押しのけた。

「先輩!今助けます!」

コウタロウはヒョウガをどかした。

「ありがとう!コウタロウ!」

「急ぎましょう!一人向かってる!」

コウタロウとその先輩はプラチェスの後を追いかけて行った。

「させないわよ!コウタロウお兄ちゃん!」

「待て!」

そのあとをウルフェとヒョウガも追いかける。

プラチェスは走り続けた。

保奈美のいる場所へ走り続けた。

「あ!あれって!」

プラチェスは保奈美のいる牢屋を見つけた。

「保奈美?」

プラチェスは保奈美に語り掛けた。

保奈美は顔を上げた。

「保奈美…その姿…」

保奈美は全裸で腕や足、胴体の皮膚が剥がされ、腹に氷人狼の文字で『人形』と削られた体で手首、足首に重りがついた枷を付けていた状態だった。

プラチェスにとっては衝撃が強かった。

だが、プラチェスは保奈美に会えたこと、保奈美が生きていた喜びが勝っていた。

「でもよかった…生きてたんだね!保奈美!」

プラチェスはそう言って、保奈美に近づいた。

だが、保奈美は

「や……めて…くだ………さ……い…!」と言いながら土下座をした。

「え?……保奈美…?」

プラチェスは動揺が隠せなかった。

「おね……が…い………しま……す……!」

保奈美は必死にしゃべりながら土下座をする。

「ちょっと待てよ!私だよ?プラチェスだよ?覚えてない?」

プラチェスは保奈美に語り掛けた。

保奈美は頭を上げて、プラチェスの顔を見た。

「だ………れ……です…か……?」

「え?」

プラチェスは更に動揺し、尻もちをついた。

「おーい!見つけたぞー!コウタロウ!」

「先輩!いましたか!」

コウタロウとその先輩はプラチェスを見つけた。

「プラチェス!」

ウルフェとヒョウガもその場についた。

コウタロウはプラチェスの状況を見て、察した。

保奈美の状態を知ってしまったのだと。

「プラチェス?どうしたの?」

ウルフェはプラチェスに寄り添った。

「……だ…れ……?……コウ…タ…ロウ…さん…」

保奈美はコウタロウに問いかけた。

「人間さん、大丈夫だからね」

「はい…」

コウタロウは保奈美を安心させた。

「コウタロウお兄ちゃん…これはどういうこと?」

ウルフェはコウタロウに問いかけた。

「この…人間さんは……」

コウタロウは答えるの躊躇ったが、覚悟を決めて、

「この人間さんは……保奈美さんは…とても壮絶なことをされて、記憶を失ってしまったんだ…」

「え?」

ウルフェは驚いた。

ヒョウガはわからないこともあったが、保奈美の状態を見て少し気持ち悪くなっていた。

「うぅ!?」

「大丈夫か?君」

コウタロウの先輩がヒョウガを支えて、休ませた。

「この状態を見せたくなかったんだ…」

コウタロウは言った。

「ご、ごめんなさい…コウタロウお兄ちゃん…」

牢屋に静かな虚無な時間が流れている。

その時、遠くの方から悲鳴が上がるのが聞こえてきた。

「なんだ?」

コウタロウは牢屋の窓から外の様子を除いた。

たくさんの氷人狼が逃げまとっており、村の奥に煙が上がっているのが見えた。

「どうなっているんだ?」

「大変です!」

一人の軍人氷人狼がやってきた。

「どうしたんだ?」

コウタロウの先輩が聞いた。

「人間の軍隊が我々の村に攻めてきました!」

「何!?」

驚くコウタロウの先輩。

「人間が!?」

「人間って、軍隊を持つまで進化してるの!?」

ウルフェとコウタロウは人間が軍隊を持っていたこと、そして自分たちの村に攻めることができる力があることに驚いていた。

「行くぞ!コウタロウ!」

「はい!先輩!」

コウタロウは先輩と急いで向った。

「……プラチェス…」

ウルフェは、プラチェスの様子を見て心配していた。


第1章 完

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